帰化申請が許可されると以下のような多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
これらのメリット・デメリットをしっかりと理解した上で、お客様の帰化の動機とも照らし合わせながら、帰化申請をするかどうか慎重にご判断ください。
一旦帰化申請が許可されると、後で帰化したことを後悔して自発的に取り消しを求めることは不可能です。
ご不安な点、ご不明な点などあれば、お気軽にご相談ください。
帰化のメリット
- 日本人の名前を持つことができる。
(日本の名前は帰化申請受付時までに決めておく必要があります) - 日本人として住民票が発行され、身分証明書でも利用することができる。
- ビザの更新が不要となる。
- 配偶者が日本人の場合、日本国籍を持つことで同一の戸籍に入ることができる。
- 日本のパスポートを持つことができ、海外渡航手続きも楽になる
- 社会保障面(年金、保険、福祉、教育)で日本人と同じ権利が持てる
- 選挙権、被選挙権が得られる。
- 公務員になることができる。
国家公務員は日本人でないと就くことができません。
また、地方公務員の管理職に就くことができるようにもなります。 - 金融機関との取引が受けやすくなる
住宅ローンなどの融資が受けやすくなりますが、帰化したからといって絶対融資を受けれる保証はありませんので、ご注意ください。
帰化のデメリット
- 日本は二重国籍を認めていないため、母国の国籍を失う。
よって、元の母国に渡航する際、ビザが必要なケースも出てきます。 - 相続についても、日本の法律が適用されるので、母国の法律と日本の法律との違いは注意しておいた方が良いでしょう。