帰化申請はご本人でも可能です。行政書士に決して安くない費用を支払うくらいなら、行政書士に依頼せず、自分でやってしまおうと思う方もおられるでしょう。
それでは費用を支払っても行政書士に依頼するメリット、また行政書士に依頼しないことによるデメリットについて説明していきます。
このページの目次
行政書士に依頼しないデメリット
帰化申請は申請者本人の住所地の管轄法務局に事前予約をした上で出向いて行います。ご自身で申請する場合は、事前準備をしておかないと法務局との面接の際の不用意な発言や申請書類の書き間違えにより帰化申請に影響が出てしまうかもしれません。
また、帰化申請は厳格な手続きで進めていくために、申請書はもちろん、要件を満たしていることを証明する様々な書類を不備なく集めなければなりません。書類作成の書き直しや、指示されている書類と違った書類を集めたり、書類自体に不備があったりすると、再度予約して法務局に出向く必要があり、何度も法務局に出向く内に折角集めた書類の有効期限が切れて、もう一度取得しなければならないということも充分あり得ます。
役所関係の書類であれば、平日日中に窓口に取りに行くか郵送での手続きとなるために、何度もやり直しになるとお仕事をされている方は相当の手間や時間もかかってしまうでしょう。
無事に書類が受付されても、帰化申請の許可が出るまでは1年前後の長丁場です。その間に法務局から問い合わせなどがあっても、全てご自身で対応しなければなりません。
このように書類作成や必要書類の取得は業務量も多く、計画的に進めていく必要があります。また、ご自身で法務局と全てやり取りするために大きな心理的負担もかかってしまいます。
行政書士に依頼するメリット
① 手間・労力を省ける
帰化申請に必要な書類は膨大な量となります。また、追加書類の提示などがあった場合には速やかに集める必要もあります。
行政書士に依頼することで、収集すべき書類を事前にリストアップし、また不備がない書類を作成することで労力や時間節約にも繋がります。
② 心理的負担の軽減
帰化申請は許可がおりるまで、1年前後と長期間要することが多いです。帰化手続中に起こる法務局などとの折衝も、行政書士が代行します。
ご自身で法務局からの質問に全て対応しなくても良くなりますし、面接での想定問答なども行政書士に依頼することで対策を講じることができます。
③ 帰化申請許可後のアフターフォロー
帰化申請許可後にお困りのことがあれば、適宜行政書士が対応させて頂きますので、許可後の不安も解消できます。
行政書士に依頼することで行政書士への費用(報酬)はかかってしまいますが、帰化申請はご自身で行うと相当の心労・時間がかかります。また、何度も追加書類を集めたり、法務局に出向くことで目に見えない費用もたくさんかかってきます。
最初から行政書士に依頼しておくことで抑えられる費用もありますので、帰化申請を思い立ったら是非一度ご相談ください。